新入社員・文系さんのExcelスキルの習得
4月から7月にかけて、新入社員にExcelを教える過程を通じて、彼女の成長を見守ってきました。
個人の努力の甲斐もあり、日々着実にスキルを向上させています。
特に作業に慣れてからはなかなか矯正しにくい、Excelのリボンを閉じることに成功したり、
クイックアクセスツールバーを活用する姿が見られるようになりました。
定番のショートカットキー以外も順調に使いこなしてくれています。
教える方全員がExcelの設定・操作はこういうものだとスタートしてくれたら、
技術の習得は容易になると思うのに〜
新しい学びの場としてのChatGPT
9月頃からは、私の教えに加えて、彼女が横で作業している私のテクニック?を盗み自ら積極的にAIツールであるChatGPTを利用してExcel関数を調べたり作成したりするようになりました。
この変化は、単なる知識の取得を超え、自主的な学びの姿勢を育むきっかけとなりました。
ChatGPTを活用することで、必要な情報を瞬時に得ることができ、以前では書籍やHPを参考にしながら時間がかかっていたことに比べ、文系・理系を問わず新入社員でも短期間でのExcel習得が現実のものとなっています。
特に、VLOOKUP関数やIF関数といった複雑な関数の理解が深まり、実際の業務での応用力が向上したことは大きな成果です。従来の学び方では、教える側のペースに合わせなければならない場面も多くありましたが、AIを活用することで、各自の学びのスピードに応じた学習が可能となり、各自の興味やニーズに応じたカスタマイズされた学びが実現されました。
さらに、AIを利用することで、自分の疑問や課題を迅速に解決できるようになり、より多くの実践を重ねることができます。これにより、自分だけでは質問できないような内容や得られない多様な視点や情報を取り入れることができ、彼女の学びがより豊かになることを実感しています。
AI(ChatGPT)を活用することは、現代的な学びの方法として非常に有効であり、今後の教育においても不可欠な要素であると確信しています。
このように、AI技術を取り入れた学習法は、従来の教え方と比べて多くの利点があり、特に新入社員たちがExcelを使いこなすための最適解と言えるでしょう。彼らが自主的に学ぶ姿勢を身につけ、自信を持って業務に取り組む姿を見られることは、私にとっても大きな喜びです。
自分はVBAコードはゼロから作成できませんが、
過去に少し勉強をしていたので、VBAコードの作成や修正が物凄く簡単で活用しています。
ただ、最低限のコードへの理解は必要です!
セルの理解を深める
初学者にとって、セルの基本をしっかりと理解することは非常に重要です。
ことあるごとに説明をしていたので、F2キーを押して確認するクセは身についているようです。
文句?を言う人は、大抵セルに表面的に表示させれているものを見ていて、
ほんとに理解していくってことは、最低限セルの中身を確認してから判断することです。
このような違いを説明し、正しくデータを扱う力を身につけさせることが大切です。
リボンとショートカットの使いこなし
新入社員たちは初めてExcelを使う際にリボンを表示させることで、安心を感じているようでしたが、最初はそのまま表示させて教えています。慣れてくれば、リボンを非表示にしても問題ないことに気づいてくれました。リボンを非表示にするメリットは、データ表示領域を広げられることです。
ショートカットキーの教え方にも工夫をしています。
実践で使えるものを中心に、実例を説明しながらショートカットも順に教えています。
新入社員たちは最初は驚きながらも、楽しんで取り組んでいる様子です。
テーブル機能の活用は少し早かった(反省)
データの整理がしやすくなり、数式も自動的に適用されるため、効率的に作業ができるのですが、まだ少し早い段階だったので、今後教えるタイミングは考えないといけないことを痛感しました。
次回のメンバーに向けて調整していきます。
フォントとデザインの重要性
Excelで使用するフォントは、視覚的に分かりやすくするために適切に選ぶ必要があります。最初の頃は、フォント選びがなぜ重要なのかを理解していなかった彼女も、細かな部分に気を使いながら資料作成を進めるうちに、その理由が明確になってきました。特に情報が多い資料については、可読性を重視し、メイリオ等の個人的な好みや可愛らしさは避けるべきです。
私が推奨するのは、Windows Excelでは游ゴシック Mediumです。
ただ、今後は”Noto Sans JP“の利用も考えたいと思っています。
今後の展望
マウス操作やテーブル機能、VLOOKUP関数以外の細かな関数も教えていきながら、パワークエリは早めに教えたいし、教えていくつもりです。
そして、彼女の同期や来期の新入社員の希望になってくれるのが、とりあえずの目標です。
新入社員が成長していく姿を見守りながら、これからもExcelスキルの向上に向けてサポートしていきたいと思います。
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